以前は病院に勤務していて
結婚・出産を経て現在の職に就いたという
岩下みえさんにインタビューしました
【特別養護老人ホーム岩本園に勤務】
看護長として勤務しています。
内容は入居者の方々お一人おひとりの健康状態を把握すること。
受診対応、主治医との連携。
健康面だけでなく、精神面でも看護師と話をするだけで落ち着くこともあると思うので、一緒に楽しみ、笑顔で接し、会話やふれ合いを大事にしています。そうすることで安心や早期の気づきにつながります。
20年前の職場の病院理事長で、岳陽会理事の川村先生から紹介され入職しました。その当初は、高齢者福祉の知識もなく、特養に対しても良いイメージはなく、少し抵抗がありました。「とりあえず先生の紹介だから、面接に行こう」という軽い気持ちでいました。
でも園に入り、一番最初に挨拶を交わした職員の笑顔や入居者の方にかかわる姿がとても印象強く、心を打ちのめされました。気持ちは、やってみよう!に変わり、今に至っています。
ある施設長から以前、「私たちは家族になれない家族なんだよ!」と言われたことがあります。いろいろな理由があって一緒に生活できない代わりに私たちが一緒にいる。本当の家族ではないけれど、一生を見とどける、看取る。その施設長の言葉は私にとって忘れられない言葉になっています。
とても責任が重く、幸せなことだと思っています。私も明日はわからない、だからこそ、一日一日を後悔がないように向き合っています。
老若男女ですが、元気いっぱいで笑顔を忘れずに日々入居者の皆様と楽しい時間を過ごしています。もちろん、苦しいことや辛いこともあります。でも皆で助け合いながら、岩本園を盛り上げよう!と頑張っている職場です。
また、岩本園にはボランティアスタッフがたくさん来てくれます。歌や踊りなどの催し物はもちろん、ケアスタッフのようにシーツ交換をしてくださるボランティアグループもあります。地域密着度が高く、本当に感謝しています。